日本粋薦 00
あなたの毎日を少しだけ豊かにしてくれるモノがたくさんあります。
そしてそのモノを一生懸命つくっている人がいます。
そういう人やモノをひとり、ひとつでも多く伝えられたら嬉しいです。
はじめに、紹介したい文章があります。
「朝目覚めて、まず一杯の水を飲む。そのコップに何の愛着もないとき、それはただ喉の渇きを潤すだけの、生きていくための最低限の作業の時間に過ぎない。けれど、敬意を持つほどに大切なコップだったら、それは渇きを潤す以上の快感の時間だ。つまらない人生を送りたくなかったら、まずは『日用品』こそ、作られた過程や背景に美意識が込められた、尊敬できるものを選びたい。」
いざ引用してみると長い……
これはBRUTUS 2013年6月1日号の中のコトバです。
少し前の話になりますが、BRUTUS読んでるってオシャレっぽいかなという理由でバックナンバーを買いあさっていた時期がありました。
買って満足して未だに目を通してないものすらありますほんとごめんなさい。
そんな私ですが、この号に関しては本屋さんで目に留まってすぐ買って帰って読みました。
シンプルなコップのイラストにひとこと、「尊敬できる『日用品』。」
今見ても惹かれる表紙です。
それまでも自分が使うモノには気をつかっていたけれど、はっきりと意識し始めたのはこの一冊がきっかけかもしれません。
普段の何気ない作業がちょっと楽しくなるような、
たとえば朝起きて、顔を洗って、ふかふかのタオルで顔を拭いたら、それだけで良い朝になるような、そんなモノを私自身もっと知りたい使いたい誰か教えて。
モノはつくり手の技術の粋が集められています。
モノはあなたに使われて初めて輝きます。
私は自分の目で見て、手で触って、耳で聴いて、話をして、買って、使って、感じたことを伝えます。
そしてあなたの毎日が少しだけ豊かになるような、そんなブログを目指します。